移転で住所が変わった。代表電話を切り替えた。営業時間を見直した。会社サイトの会社概要は更新したのに、Googleの検索結果やマップに出る情報だけが以前のまま残っていることがあります。
マップ側を先に直して、サイトが古いまま、という逆のパターンも見かけます。
どちらを正しい情報とするかが決まっていないと、直す場所が増えるほど手が止まります。全部同じにすればいい、と分かってはいても、基準にする側が曖昧なままでは同じ修正を何度もやり直すことになりがちです。
この記事では、Googleビジネスプロフィールと会社サイトの掲載情報がずれたときに、どちらを正とするか、どこまで揃えるかを整理します。
検索結果とサイトで、会社の事実が二つになる
お客様や求職者が会社名で検索したとき、先に目に入るのは検索結果やマップの枠であることが多いです。
そこに出ている住所・電話番号・営業時間と、サイトの会社概要が食い違っていると、読み手には「どちらが今の情報なのか」が分かりません。
社内では新しい番号が当たり前になっていても、外向きには古い情報が残り続けているという形です。
現場でよく見かけるきっかけは、だいたい次のようなものです。
- 移転してサイトは更新したのに、マップのピンと住所が旧所在地のまま
- 臨時休業をサイトのお知らせに載せたが、プロフィールの営業時間は平常どおり
- 電話番号を変えたのに、片方だけ旧番号が残っている
外からは情報が古い会社に見えます。社内では「直したはず」と「まだ残っている」が混ざり、どこから手を付ければいいのかが見えなくなります。
会社概要の住所や電話がサイトの中で散らばっている問題は、サイト内の表記を揃える別の話になります。ここで扱うのは、サイトとGoogleビジネスプロフィールという二つの公開場所のあいだで、事実が割れている状態です。口コミへの返信や投稿の頻度とも切り離して考えます。
先に決めたいのは二点です。いま正しい事実はどれか。それをどちらに先に反映するか。操作の上手さは、その後から付いてきます。
正とするのは媒体ではなく、いま使っている事実
どちらを正とするか、と聞くと、サイト派とマップ派に分かれそうに見えます。実務で基準になるのは媒体ではなく、いま実際に使っている事実の方です。
現在の住所、現在の代表電話、現在の営業時間。登記や名刺、受付の案内と食い違っていないか。ここが固まれば、あとは「どこに先に書くか」という段取りの話になります。
先に揃える場所を一つ決めておくと、手戻りが減ります。
- 店舗や来店が中心なら、検索やマップで先に見られるプロフィール側から直す
- 問い合わせや採用がサイト経由なら、会社概要やフッターから直す
絶対的な正解があるわけではありません。自社のお客様が先に触れる方を先にする、という決め方です。
もう一方は、同じ事実に追い付かせます。サイトだけ直してプロフィールを残す、プロフィールだけ直してサイトを残す。どちらか一方で止まると、ずれは残ったままです。
この段階で必要なのは全ページの改修ではなく、「正とする事実」と「先に直す場所」を一文で書き残すところまでです。
| 決めておくこと | 決まると進むこと |
|---|---|
| いまの正しい住所・電話番号・営業時間 | 媒体の好みより先に、事実が揃う |
| お客様が先に見る場所 | サイトとプロフィールのどちらを先に直すか |
| あとから揃える側 | 片方だけ直して終わり、を避けられる |
権限まわりで止まることもあります。
- 管理権限が手元にない
- ログイン情報が分からない
- オーナー名義が前任者や外注先のまま
こうしたときは、自分で両方を触らない判断も必要です。正しい事実を書き出したメモと、操作できない側の状況を添えて、制作や運用の窓口へ渡す方が安全です。
全部を一度に揃えなくてよい。優先は連絡先と営業時間
ずれている項目を洗い出すと、リストは長くなりがちです。
説明文の言い回し、写真の枚数、サービス一覧の並び順まで、一度に揃える必要はありません。先に効くのは、お客様が連絡や来訪に使う情報です。
- 住所
- 電話番号
- 営業時間
- 定休日
ここが一致しているだけでも、どちらが本当の情報なのか分からない、という混乱はかなり減ります。
説明文や写真は、事実を揃えたあとで構いません。サイトのお知らせとプロフィールの投稿を同じ文面にするかどうかも、必須ではありません。
役割が違う媒体であれば、事実だけ共通にして、言い回しは媒体に合わせる整理もできます。
進め方の一例を挙げます。
連絡がつかない状態を先に解消します。サイトの会社概要とプロフィールの両方を、同じ日に同じ番号へ揃えます。
マップのピン移動や会社概要の地図差し替えは、手間も確認も増えます。日を分けて構いません。
完璧な同時更新よりも、連絡がつく表記が一致していることの方が先です。
まとめ
Googleビジネスプロフィールと会社サイトの情報がずれると、検索結果とサイトで事実が二つになります。
正とするのは媒体ではなく、いま使っている事実です。先に揃える場所を一つ決めて、もう一方を追い付かせる。全部を一度に合わせる必要はなく、優先は連絡先と営業時間です。
会社概要を開いたときと、検索結果の枠を見たときで、電話番号が同じか。この一点を確かめるだけでも、次に直す場所は決まります。
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