アクセス解析が入っているのに見られない|確認する順番と依頼の仕方

アクセス解析が入っているのに見られない|確認する順番と依頼の仕方

ホームページはあり、更新も行っている。それでも「先月はどれくらい見られましたか」と聞かれると答えられない。制作会社から「解析は入っています」と説明された記憶はあるものの、自社の画面で数字を確認したことは一度もない。

小規模事業者の現場では珍しくない状況です。

本記事では、ホームページのアクセス数を自社で確認できないときに、今日のうちに確認する三つの項目と、自社で操作できない場合の依頼方法を整理します。

目次

結論|先に決めるのは施策ではなく「自社で数字を見られる状態か」

数字が見られないと感じたときに最初に検討するのは、広告運用でもサイトの作り直しでもありません。確認するのは次の三点です。

  • 計測タグが設置されているか
  • 管理者権限を誰が持っているか
  • 自社のアカウントで画面を開けるか

計測されていても自社で確認できなければ、実質的に見えていない状態と変わりません。今日必要なのは分析ではなく、自社で数字に触れられる状態かどうかの切り分けです。

解析が入っていても自社で見られない理由

トップページが表示されることと、訪問数を自社で確認できることは別です。どこかで計測が動いていても、経営者の手元にレポートが届いていない例は多くあります。

計測タグの有無と、閲覧権限の有無は別の問題です。

よくあるきっかけ
  • 取引先から「アクセス数はどのくらいですか」と聞かれて答えられない
  • 前任者が見ていた画面に、いまは誰も入れない
  • 制作会社からの月次レポートが届かない
  • サイトの管理画面に、数字を確認するメニューが見当たらない

原因は一つではありません。代表的なものを挙げます。

未導入

計測タグがそもそも設置されていない状態です。

制作会社のアカウントのみ

計測は動いているものの、閲覧できるのは外部の担当者だけという状態です。

旧バージョンのまま

ユニバーサルアナリティクスは2023年7月1日に計測を停止し、2024年7月1日以降はデータへのアクセスもできなくなりました。当時のまま更新されていない場合、現在の画面に数字は残っていません。

権限の未追加

GA4は動いているものの、自社のGoogleアカウントが閲覧者として登録されていない状態です。

今日確認する手順|導入状況・管理者・閲覧可否

確認の順番を決めておくと、改善提案から話が始まるのを避けられます。

STEP
計測が入っているかを確認する

制作・運用の窓口へ「アクセス解析(GA4)は設定されていますか」と一文で問い合わせます。サービス型のサイトであれば、管理画面に簡易な数字が用意されている場合もあります。

分かったことと分からなかったことを、日付を添えて一行で記録します。

STEP
管理者が誰かを確認する

ログイン情報を持っているのが制作会社だけなのか、自社のGoogleアカウントが登録されているのかを確認します。GA4では、管理画面のアクセス管理からユーザーを追加できます。

今日の段階では、追加操作よりも管理者の名前を控えることを優先します。

STEP
自社のアカウントで開けるかを試す

招待メールが届いているかを確認し、届いていれば実際にログインします。開けない場合は、表示された画面と文言を記録します。開ける、開けないが分かれば、次の判断に進めます。

今日確認すること分かること
計測が入っているか未導入と権限不足の切り分け
管理者が誰か依頼する相手
自社で開けるか施策に進める状態かどうか

確認するときに気をつけること

権限が関わる確認では、操作してよい範囲と触らない範囲を分けておくと安全です。

  • 設定画面の値を自己判断で変更しない
  • 複数の解析ツールが併存している場合、数字が一致しないことがある
  • 広告の提案や見積の前に、閲覧権限の話を済ませる
  • 退職者の個人アカウントで運用されている場合は、会社用アカウントへの切り替えを依頼する

自社で操作できないときは、閲覧できる状態を依頼する

タグの意味が分からない、管理画面に入れない、制作会社との連絡が途絶えている。こうした場合は、自分で設定を変更しない判断が有効です。

数字をあきらめるという意味ではなく、改善の契約より先に「自社で見られる状態にしてほしい」と伝えるという意味です。

依頼の際に次の情報を揃えておくと、相手の初動が早くなります。

  • 数字が見えないと感じ始めた時期
  • 制作会社から「入っている」と説明された経緯の有無
  • 自社で使えるGoogleアカウント(会社用のメールアドレス)
  • 招待メールの有無と、開けなかったときの画面
  • ドメイン名と、制作・運用の窓口名

対応の名前だけを挙げると、未導入なら計測の設置、導入済みなら自社アカウントを閲覧者として追加し、あわせてレポートの共有頻度を決める、という整理になります。

費用は、初期の設置だけを依頼する場合と、月次の見方まで伴走してもらう場合とで幅があります。金額の比較は、作業範囲を決めてからの方が判断しやすくなります。

よくある質問

問い合わせの前に整理しておきたい点をまとめます。

解析が入っているかどうかは、自分でも確認できますか

サイトのソースコードに計測タグが含まれているかを見る方法はあります。判断に自信がない場合は、制作・運用の窓口へ一文で問い合わせる方が確実です。

過去のデータは後から取り戻せますか

アクセス解析は、設置した時点より後のデータを記録します。未導入の期間を遡って計測することはできません。設置が早いほど、比較できる期間が長くなります。

制作会社のアカウントで計測されている場合、どう頼めばよいですか

自社のGoogleアカウントを閲覧権限で追加してほしいと伝えます。管理者権限まで必要かどうかは、日々の運用を誰が担うかで決めます。

数字を見られるようになったら、まず何を確認しますか

月ごとの利用者数と、よく見られているページの二つで十分です。指標を増やすのは、毎月の確認が習慣になってからで間に合います。

まとめ

ホームページの数字が見られないと感じたときの要点を整理します。

  • 計測されていても自社で確認できなければ、見えていない状態と変わらない
  • 今日の確認は、導入状況・管理者・閲覧可否の順で進める
  • 権限がない状態では、設定を自分で変更しない
  • 改善の契約より先に、閲覧できる状態を依頼する

まずは制作・運用の窓口へ、「アクセス解析は入っていますか。自社のアカウントで見られますか」と一文を送るところから始めてみてください。

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